女の子が今とこれからをハッピーに生きるために、知っておいてほしい5つのこと〜その5 軍地彩弓

Way of living Womens life Lifestyle
2019.07.04

Editor/Fashion Creative Director 軍地彩弓

5、 ミッションがあるだけで人生は百倍楽しくなる

 

さて、この連載もついに最終回となりました。昨年から書き始めて約1年。

ここまでのお話をもう一度振り返ってみます。

 

この連載では5回に渡って「女の子が今とこれからをハッピーに生きるために、知っておいてほしい5つのこと」をお伝えしてきました。

 

1.   年齢じゃない、自分が生き方を決める

2.  思っていることはちゃんと言う

3.  何が正しいか、いろんな方向から考える

4.  愛があれば愛で返ってくる

5.  ミッションがあるだけで人生は百倍楽しくなる

 

この1年で女性にまつわる幾つかのエポックメイクな動きがありました。

「#MeToo」運動に始まり、昨年末発覚した日本医科大学で入試の際に女性を不正に不利に扱っていたこと。雑誌「SPA!」で「やれる女子大生」と題したランキングに異論を挙げた署名キャンペーン。

また、最近では「#KuToo」(靴=苦痛から生まれたハッシュタグ)と呼ばれる、ハイヒールを履くことを強制している会社に異論を唱える運動など、女性周りの環境が激変してきました。

社会にまだ残るジェンダーギャップに「No!」を突きつける女性たち。

今まで、なんとなく流して受容してきてしまった女性への不利益を、きちんと声をあげて変えていく時代になってきたのです。

 

女性が男性と平等に生きること。それは、甘えからの離脱になります。

「女の子だから弱くていい」、「女の子だから稼がなくていい」、「女の子だから男性の庇護を受ければいい」。こういった逃げ道がなくなることも男女平等の一面であります。

だからこそ、ちゃんと自分で考えて、自分の意思を持って、自立しなくていかなくては本来の男女平等は成立しません。

どんな人生であれ、自分のことは自分で面倒がみれること。その独立性がなければ、結果誰かに頼って生きることになります。

だからこそ、自分の仕事や役割を持って生きることはとても大切なんです。

 

今回のテーマ「ミッションを持つこと」は何も難しいことではありません。

 

今、就職活動をしている人なら、何が自分の天職なのかわからなくて悶々としているかもしれません。仕事をしていてもこの仕事が自分にとって大切なのかどうか、と悩む人も多いでしょう。

私自身、人生のほとんどが、たまたま行き当たりばったりで始まりました。

たまたま面接を受けたリクルートのバイトに受かって、たまたまそこにいた人に紹介された講談社でフリーライターとして仕事を始めて、たまたま「ViVi」を紹介されて、、、、という具合です。

仕事をしているときは、とにかく明日やらなくてはならないことをこなす日々で、自分の仕事が“ミッション”かどうかなんて、考える暇もありませんでした。

ただ、やればやるほどこの仕事が好きになりました。徹夜も多く、今でいうブラックな仕事でしたが、読んでくれた読者からの反響がすべてになっていったのです。「このスタイリングが好きです」「このページが好きです」「文章に感動しました」など、一つ一つの声をハガキでもらったり(当時SNSがなかった)実際に会った時に言われたり。その言葉が私の自信に繋がって行ったのです。

ある時から「私の仕事は、女の子をファッションで笑顔にすることだ」ということに気づきました。そして、それは私の一番得意なことになっていきました。

多分これが私のミッションです。

 

ミッションの語源はラテン語で「送る」などを意味する mittere です。その昔、キリスト教の礼拝の終わりに、司教が「Ite, missa est.(行きなさい、解散する)」と告げる習慣があったことから(missa est は受動完了形)、この表現が「神の言葉を送り届けよ」と解釈されるようになりました。ゆえにmission は「伝道」の意味を表すようになったのです。その後 mission は、広く一般に「任務や使命」の意味でも用いられるようになりました。
(Word-Wise-Web三省堂 辞書ウェブ編集部による ことばの壺より)
 
神様が自分に与えてくれた使命だと思うと、日々の仕事がグッと意味を持ちます。
別段、崇高なことでなくてもいいんです。
「人を笑顔にすること」「人を楽しませること」「子供を育てること」「美味しいご飯を作ること」「木を植えること」、なんなら「お金を稼ぐこと」でもいい。
ただ、一つ「自分のためでない、誰かのためにもなっていること」が実はとても大切だったりします。
仕事に不満がある、彼氏に不満がある、なんだか不満だらけだと、一番見逃してしまうのが「誰かのために自分は生きているんだろうか?」という客観的な視点です。この客観性があれば、実は強くなれるんです。自分だけのためだったら諦めてしまうことも誰かのためになる、ってなればハッピーになっていける。
私の仕事がそうだったように、自分のために稼ぐだけだったら、ずっとおんなじ仕事がこんなに長続きしなかったと思うのです。
ミッション、という前に、「誰かのために役に立っている実感」を求めていけば、自然とそれが天職に繋がっていくんじゃないかなーと。
 
連載の最後に、皆さんにお伝えしたかったことは、結果「ハッピー」は自分の中にあるということです。朝起きたら、鏡の前でまず笑ってみる。朝一番に会った人に笑ってみる、学校や仕事場で朝一番に笑ってみる。これだけで、幸せの連鎖が始まります。その連鎖はぐるーっと周ってまたあなたに帰ってきます。
ね、簡単でしょう?
ここで一人でも私の原稿を読んで笑顔になってくれたら、それで私のミッションコンプリート。
明日からも、みんながもっとハッピーになれますように。
 
またどこかでお会いしましょう!
 
Love ❤️
軍地彩弓

第1話「女の子が今とこれからをハッピーに生きるために、知っておいてほしい5つのこと〜その1

第2話「思っていることはちゃんと言う

第3話「何が正しいか、いろんな方向から考える

第4話「愛があれば愛で返ってくる

 

PROFILE

軍地彩弓  Sayumi Gunji  / 編集・クリエイティブディレクター
大学在学中からリクルートでマーケティングやタイアップを中心と した制作の勉強をする。
その傍ら講談社の『Checkmate』でライターのキャリアを スタート。
卒業と同時に講談社の『ViVi』編集部で、フリーライターとし て活動。
その後、雑誌『GLAMOROUS』の立ち上げに尽力する。
2008年には、現コンデナスト・ジャパンに入社。クリエイティ ブ・ディレクターとして、『VOGUE GIRL』の創刊と運営に携わる。
2014年には、自身の会社である、株式会社gumi-gumi を設立。
現在は、雑誌『Numéro TOKYO』のエディトリアルディレクターから、ドラマ「ファー ストクラス」(フジテレビ系)のファッション監修、情報番組「 直撃LIVEグッディ!」のコメンテーターまで、幅広く活躍して いる。
プロフィール写真栗原洋平©

 

 

 

 

 

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