【夢を叶える達人にききました】2021年、「夢」を実現するにはどうしたらいいですか?

2020.12.24

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申し込み殺到の「夢日記ワークショップ」とは?

Text / Hiromi Tani  Photo / Michika Mochizuki

 

〔本インタビューは、リモートで行われたものです〕

 

Spring Step : 望援さんが主宰されている「夢日記」のワークショップが話題です。募集した途端に売り切れるほど人気のセミナーですが、具体的にはどんなことをするのですか?

 

陵本望援(おかもと のえ)さん(以下、望援さん) :  私がセレクトしたノートに、やりたいことや叶えたいことを文字にして書いたり、好きなものの写真やスクラップを貼りながら、具体的なイメージを浮き彫りにしていくんです。そこに書く内容は自分自身を表わすものだから、ツールにこだわるのも大事。イギリスのPaperblanks社の”これに書いたら夢が叶いそう!”というくらい素敵なデザインのノートを使って、ワークショップを行っています。

 

Spring Step : 夢日記のワークショップをやろうと思ったきっかけは?

 

望援さん : 私自身が、これまで書くことで夢を実現してきたからなんです。ずっとファッションのブランドに携わってきたわけですが、デザイナーとともに独立を考えたときにノート丸1冊に事業計画をひたすら書き、よしいける!と思えたときにブランドを立ち上げることを決めました。パリに進出を考えたときは、10年計画で目標を書くアプリにとにかくやりたいことを書いて、これは結構ありえないことだったんですけれども、所属するのが超難関といわれるパリコレ組織団体のフェデラシオンにあっさり入ることができたりと、「書いたこと」が全部叶った。これほんとなんです。

 

Spring Step : えーっ、すごい! 書くことによってやりたいことを整理でき、現実に近づいたということなんでしょうか?

 

望援さん : やりたいことを書くのに、嘘は書かれへんからね。本気で思っていることしか書けない。

 

Spring Step : 確かに! 嘘を書いたときの罪悪感たらないですよね。

 

望援さん : 宇宙に行きたいとか、ポルシェがほしいとか、金持ちになりたいとか、心から思ってないことは書けないんです。コロナ禍で私自身いろんなことが起こり、同時にいろんなアイデアもあって、ああしたいこうしたいって、目標が次から次へと生まれてきた。それを新しいノートをめくっては書いてた。本当に思っていないとその作業はできません。書きながら納得して、今何をすべきかが見えてくるんです。

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他人の夢を夢見る人たち

 

Spring Step : 夢日記のワークショップに参加する方たちに、何か共通点はありますか?

 

望援さん : 夢が、自分の夢ではない人が多いんですよ。

 

Spring Step : どういうことですか!?

 

望援さん : 夢だと言ってることがね、自分のではなくて、他人の夢なの。SNSばかり見てるから、人の投稿見て羨ましいと思ったことを自分のやりたいことに置き換えて、それに憧れている。周りが気になってしまって、自分は何をしたいか、何を求めてるかがわからなくなってしまってる。”素敵なホテルに泊まりたい”って書いてあるんやけど、ほんとにそう思ってる?って聞くと”実はあんまやりたいことないんです”って。そんなはずないやろ、ならなんであんたここにいるの! って思うでしょ。

 

Spring Step : それは、夢を叶えるワークショップにくる以前の問題のような気がしますが…。

 

望援さん : そうなの。そして具体性がない。どんな人にもやりたいことは必ずあるはずで、そのために、本当の自分を掘り下げないとならないから、対話が必要なんですね。その人はもう自分に問いかけることができないから。でよくよく聞くといろいろと考えていることが出てくるんだけれども、あきらめてしまってることが多い。

 

Spring Step : それはどうしてですか?

 

望援さん : お金がないとか、時間がないとか、家族がいるからとか、いろんなことを言い訳にしてるから。経験のないことにチャレンジするのが怖いんですね。

 

Spring Step : 夢を叶えたいと言っているのに?

 

望援さん : 叶えたい、変わりたいと言いつつ、日々同じことをして、同じ人と会話して、同じ道を通って、同じもの食べて。変わるわけないんです、習慣を変えないと。習慣を変える、と決めることが、夢に向かう第一歩。

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ほんとの「好き」を見つけたときが、夢の入り口

 

Spring Step : では夢に向かうには、どういうことをやったらいいでしょうか?

 

望援さん : まずは、やりたいことをできるだけ具体的にしていくこと。具体化させるための資料としてのノートをつくるんです。そのために、まず本屋に行ってみてとアドバイスします。並んでいる雑誌や書籍のなかに好きなこと、やりたいことが必ず見つかりますよね。インテリア雑誌見てこんな家に住みたいとか、こんな料理を作ってみたいとか、この人に会いたいとか、イメージがたくさん湧く。自分の「好き」をいっぱい探してそれを集めると、それが夢になるんです。

 

Spring Step : なるほど、「好き」をクリッピングするんですね。

 

望援さん : どんなに小さなことでもいい、脈絡がなくてもいいから、とにかく好きなことをたくさん集めてそれを並べると、小さな点が線になってつながる。その中心にあるのは自分だからです。まずそれに気づくことが大事。

 

Spring Step : なぜそれまで気づけなかったんでしょうか。

 

望援さん : 多くの人が、好きなことに蓋をしてるんです。家族がいたり仕事があったりと何らかの理由をつくり、自分の好きなことが何か、自分に問うことを忘れていたんやね。だからパーソナルセッションで「ほんとはそんなこと考えてないよね?」「ほんとはこう思ってるのと違う?」と聞いていくとすぐに皮がむけて、やりたいことを隠していたことに気づく。とらわれていた制約や思い込みから解放されて、やりたいことに向かえるようになるんです。そこから先は簡単ですよ。

 

Spring Step : 理解されたいという欲求は、少なからず誰にもありますよね。

 

望援さん : 悩んでいる人の多くが「自分は理解されていない」という思い込みの中にいる。そもそも、自分が自分を理解できてないから当たり前なんです。それがわかったときに、実はやりたいこともやれていて、現状も思っていた通りで、考えていたことが結構叶っていることに気づくこともある。

 

Spring Step : 夢を叶えたいと思ったら、自分を知ることも大事なのでしょうか。

 

望援さん : そう、まず自分に向き合わないと。好きなことを10個挙げてって言ってもパッと出てくる人は少ない。嫌いなことは?っていったら、「あれやりたくない」「これが嫌」ってたくさん出てくるのに(笑)。嫌いなことが増えていって、嫌いで固めたよろいを着て歩いているんです。これでは自分が見えるわけない。

 

Spring Step : 自分自身にわざわざマイナスの脚色をしてしまってるんですね。

 

望援さん : 加えて、マスコミの報道とか親のすり込みとかで”条件付き”になってしまっている人もすごく多い。これもよろいのひとつやね。感覚も鈍くなってますます自分が見えなくなる。やるべきは、すり込みや思い込みのよろいを脱いで、純粋に好きなことを探していくこと。ほんとの「好き」を見つけたときが、夢のほんとの入り口です。

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ほんとの「好き」を見つけたときが、夢の入り口

 

Spring Step : 今年はすべての人にとって非常で異常な1年でした。新しい年を向かえるにあたり、今やるべきことは何しょうか。

 

望援さん : とにかくいろんなことにチャレンジしたほうがいいと思います。これまではひとつの仕事で収入を得られたかもしれないけれど、これからはマルチタスクでひとりがいろんなことをやれる時代。アロマテラピーでもヨガでも星読みでも、興味のあることすべてに挑戦し、ありとあらゆることを勉強して知識を増やすべき。可能性を信じ才能を開花させて、自分の多様性をうんと広げてほしいですね。

 

Spring Step : 柔軟さをもって、いろいろなスキルを身につけ、感覚を養っていくということですね。このコロナ禍で図らずも私自身、さまざまなことにチャレンジした年でした。急速に新しいことも学びましたし、若い世代からいろいろなことを吸収させてもらったりもしました。

 

望援さん : まさにそういうことですよね。夢の話をしてきましたが、まず自分で考えて行動することが前提で、それは仕事も同じ。社会もビジネスのスタイルも変わるし、会社の在り方も変わる。そして趣味も仕事もボーダーレスになる。より個が見直されて生かされるようになり、考えず指示を待つ人は必要ない。その仕事がどんな目的で誰のためにあるのかを考えれば、おのずと何をすればいいかわかりますよね。手とり足とり教えてくれるのを待っている人に限って、具体性のない夢を語るんです。

 

Spring Step : えー、それは困りますね(笑)。望援さんは経営者でもあるから、そもそも考え方が地に足がついてリアルだし、アドバイスが現実的で的確ですよね。

 

望援さん : コロナでさまざまなことが顕在化した今、個々人がやるべきことがよりはっきり見えてきた気がします。国内外で行き来もままならないから、自国やローカルコミュニティの中で循環させ、経済を回して運営いかないといけない。ひとりひとりの在り方やスタンスがとても重要になり、それに気づく人はいろいろなことを実現していけるはず。骨格のある夢を思い描き、それに向かっていくことは、これからを生きるための大きな力になると思うんです。

 

PROFILE

陵本 望援さん Noe Okamoto /Ones holding company CEO

デザイナー三原康裕氏と「メゾン ミハラヤスヒロ」「マイン」などのブランドを運営したのち、2018年より独自の会社を設立。ポジティブでパワフルなマインドとファッションやビューティ、食など幅広い知識、グローバルな人脈を活かし、セミナーや講演、パーソナルセッションなど多岐にわたって活躍。明るく面倒見のよい人柄で知られ、ジャンルを超えた多くのファンをもつ。

ワークショップ、各種セミナーの申し込み:https://linktr.ee/noeokamoto

Instagramアカウント:https://www.instagram.com/noeokamoto/

公式サイト:http://onesholdingcompany.com

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