「自利利他」二木あい

2021.03.18

水族表現家 / 二木あい

 ©︎Ai FUTAKI 

 

「自利利他(じりりた)」という言葉があります。自分が幸せになるままが人を幸せにすることになり、人を幸せにするままが自分の幸せになる、という意味。これは人間同士に限らず、また幸せに限らず、全てにおいて通ずる言葉ではないでしょうか。

 

潜る時、私はいつも「水中は、そこで生きる生き物たちのお家であり、私は尋ねていっている訪問者。」ということを忘れないようにしています。土足で入ることはしないですし、彼らの生活を第一に尊重します。自然世界にはレストランがあるわけでも、24時間オープンしているコンビニがあるわけでも、お見合いサービスがあるわけでも、託児所があるわけでもありません。だから、彼らはとても忙しい毎日!お腹が空いたら、自分の安全を確保し、食材(!?)を探すところから始めないといけません。

 

「私、今日しかここに潜れないから、はやく一緒に泳ぎたいんだけど!?」というのは、こちら側の事情でありエゴであり、相手からすると全く関係のないこと。彼らが忙しそうにしていたら、その場を去り次のチャンスを伺います。そうやって相手を尊重し、自分側で出来ることをしていると、相手もそれに応えてくれます。

 

「水中・陸上」「動物・人間」関わらず、自分本意ではなく、相手を思いやった考えや行動をすると、、、自分でも驚くくらい色んなことが変わってくると思います。人間誰しも完璧ではないですし、間違いや失敗もします。100%パーフェクトである必要はなく、最初の一歩をふみ出すことが大事だと思います。

 

今、こんな時だからこそ!今まで以上に大切なことかな、と思いました。

 

今日も良い1日でありますように。

 

PROFILE

        ©︎ Octavio Valdés y Luis Martínez Tapia

二木あい Ai Futaki / 水族表現家

環境省「森里川海プロジェクト」海のアンバサダー

九州きりしま えびの特別環境大使

mymizu アンバサダー

 

ギネス世界新記録「洞窟で一番長い距離を一息で泳ぐ」 2種目樹立。

水族表現家という日本国内外問わず唯一無二の存在として、水中と陸上の架け橋となるべく世界を舞台に活動。空気ボンベを使わず、海洋哺乳類と同じ様に自分の肺一つで潜り、彼らの中に溶け込むことで仲間の一員となり、ありのままに、ある時は被写体、そしてまたある時は自身が撮影者として表現している。「私たちは自然の一部であり、自然と共に生きている」そんな繋がりを表現している。

 

TEDxTokyoスピーカー、2012年情熱大陸「二木あい」ワールドメディアフェスティバル金賞。NHK特別番組「プレシャスブルー」がシリーズ番組となっている。近年では、 ISSEY MIYAKEや世界的な写真家とのコラボレーションなど国の枠を超えて活躍。

オフィシャルサイト:Ai Futaki

インスタグラム:@aifutaki

Spring Step News Letter
のご登録