【Photo Essay / Lights & Shadows】下を向いて歩こう HAL KUZUYA

Lifestyle
2018.10.04

Photographer / HAL KUZUYA

小さな子供の頃から

足元ばかり見て歩いていたように思う

何もないようなその黒い土の間に

小さな草花を見つけることが好きだった

 

コンクリートの間に咲く花

ブロック塀の隙間から生えている葉

 

秋には落ち葉が賑やかに音を立て

春には桜の花びらの絨毯が広がる

 

晴れた日には影が追いかけ

雨の日には雫が光る

 

 

 

 

自分だけの特別な世界が広がっているような気がした

 

今日もまた

雨に打たれた、一輪の花が地面に落ちている

 

「上を向いて歩こう」なんて言葉があるけれど

下を向いて歩くのも悪くないと思う

 

涙に濡れた心に、新しい光を感じるように

雨に濡れた地面にも、時に美しい発見がある

 

艶やかで 

雫がきらめいて

 

私だけが見つけた、特別な宝物のように思える

 

そんな発見があった日は、

心もとても豊かだ

 

人生を感じてしまうのは

大げさかもしれないけれど

 

生きる道の途中で

こんな風に自分だけの宝物を見つけることができたなら

とても豊かなのだと思う

 

 

PROFILE

HAL KUZUYA  はる くずや / Photographer.Cinematographer

学生時代を海外で過ごし、写真の魅力に出会う

studioFobos/TISCH氏のアシスタントを経て独立

フリーランスのPhotographerとして、広告、ポートレイト、ファッション、など広い分野で活躍。出産を機に、東京と京都のデュアルライフへ生活のスタイルを変えながら、育児と仕事、生活の自分らしいバランスを探している。

東京では広告、ポートレイト、ファッション。地方での伝統工芸や地域のことに関わる仕事をするなど幅広く活動をすることで、生き方や仕事に柔軟さと深みを増してきている。

プライベートでは、言葉と写真を通し、女性たちの心に、ふと届く作品づくりに取り組んでいる。

http://halkuzuya.com

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