【Spring Step Practice 】足湯で楽しむ秋の長夜
Holistic beauty consultant / CHICO SHIGETA

TEXT: CHICO SHIGETA
10月に入り、予想外の急な冷え込みにびっくりしている方も多いのではないでしょうか?気温が
下がってくると、バスタイムをますます楽しみたくなってくるものですが、今年の秋はぜひ足湯
を楽しむ時間を持っていただきたいと思います。
毎日バスタブに浸かっている方は、「なぜ足湯なの?」と思われるかもしれません。
足湯の大きな利点は大きく二つあります。
まず一つ目は、言うまでもなく“足が温まる”ということです。体の一部を温めると、その箇所が他
の場所と比べてほんのりピンク色になることからもわかるように、血液が集まります。そしてそ
の後、じんわりと全身が温まってきます。そして二つ目は、“頭のリラックス”です。足湯をしてい
るだけで眠たくなってきた、なんて経験はありませんか?頭のリラックスに関して言うならば、
全身の入浴以上に効果があります。頭脳労働者の方、寝る直前まで頭がフル回転している、とい
う方には、夜帰宅してから、照明を少し抑え気味にしたり、アイマスクをしたりしながら、5〜10
分間の足湯をおすすめします。頭の緊張感がほぐれてくるでしょう。
足湯の方法は様々ですが、特に冷え防止、体全体をポカポカさせるのを目的に行う場合には、ふ
くらはぎまでお湯に浸かる深めのフットバスが効果的です。もちろん、家にある大きめの洗面器
でも十分気持ちの良い足湯が可能です。
せっかく足湯をするのならば、目的に合わせて様々な足湯を楽しみたいものですね。いくつかお
すすめの足湯をご紹介します!
(計測は全て食事用のスプーンサイズ)
- とにかくウォームアップ!
塩(バスソルトがなければ、食用の岩塩や海塩)大さじ1
精油 ローズマリー、クラリセージ、それぞれ1滴ずつ
- とにかくデトックス!
塩(バスソルトがなければ、食用の岩塩や海塩)大さじ1
重曹 (小さじ1)
精油 グレープフルーツ、ゼラニウム、ジュニパー それぞれ1滴ずつ
- 浄化されたい!
塩 (バスソルトがなければ、食用の岩塩や海塩)大さじ1
精油 クラリセージ 2滴、ミント1滴
- リフレッシュしたい!
フレッシュハーブ(ミント、ホーリーバジル、レモンバームなどがお勧め)や柑橘の皮
塩(バスソルトがなければ、食用の岩塩や海塩)小さじ1
- おうちでスパ気分を味わいたい
ミルク、(牛乳、アーモンドミルクなど)100CC
植物油(マッサージオイル、ヴァージンオリーブオイルなど)大さじ1
ローズ、カレンデュラ、カモミールなどのドライハーブ(ハーブティー)
PROFILE
CHICO SHIGETA / SHIGETA主宰、Spring Step 編集長
ホリスティックビューティーコンサルタント
美しい肌と体を育むためには心身のバランスこそが不可欠と考え、長年フランスおよび日本にてビューティーメソッドを探求。その経験と実績をもとにバイタリティー・コーチング®を考案。
現在は、パリのセレブリティやアーティストのためのパーソナルコーチとして活動するほか、大手化粧品会社や美容機器会社のコンサルティング及びブランドスポークスマンとしても活躍中。
著書にLe programme vitalité (Marabout) , Mes cures de jus & smoothies (Marabout) 、
パリが恋した100%デトックス、 パリで一番予約の取れないセラピストが教える美容バイブル (
マイナビ)、 『「リセットジュース」を始めよう~パリ美人のダイエット』(講談社刊)。