「有難う」と気づきの世界 二木あい

Photo & Essai Ecology
2020.05.21

水族表現家 / 二木あい

@Ai Futaki

年齢、ジェンダー、人種、国籍、貧富の差などを超え世界中で広まったCOVID-19。これまで当たり前に過ごしていた毎日が当たり前でなくなってしまったここ数ヶ月は、私にとって色々考えさせられるとても興味深い時間となりました。


今回は特に「当たり前なことなど何一つない!」という事を再認識させられた気がします。


みなさんは、当たり前の対義語をご存知ですか? あることが難しく稀である、滅多にない・珍し く貴重であることを意味する「有難う」です。


私たちは、これまであまりにも多くのことを「当たり前」の一言で片付けてしまっていたのではないのでしょうか。当たり前すぎて意識さえしていなかった毎日の何気ない出来事、当たり前だから感謝もせず不平不満ばかり積もらせる日々、幸せが当たり前だと過ごす人生、、、そんな当たり前が難しくなり、出来なくなって初めて気づく有難さ。気がつかないと起こることがない、 感謝の思いやりの心。


良い悪いではなく、ものごと全てに陰陽があります。左右、前後、高低、明暗、喜び悲しみ、成功失敗、昼はやがて夜になり、夏はやがて冬になる。誕生があれば死がいつか必ずやってくる命。完全は存在せず、一方がなければ、もう一方は存在しない表裏一体の世界。そして何より、全て繋がっているということ。


時間に追われた忙しい日々が一旦停止し、ふとした時間がある今だからこそ見える、感じれる有難さがあると思います。誰一人として同じ人間がいない様に、見方、感じ方も千差万別。他と比べるのではなく、自分自身で「あ!」と。正解・不正解はありません。全ては気づくことから始まります。


私たち人間は、境界線などなく同じ生き物として自然・動植物とお互いに支え合い、受け入れあい、共に生きる地球住人の一員です。「有難う」の気持ちを持って生活することで、私たち自身の内面も平穏に調和がとれてゆき、些細なことには動じない、軸がしっかりした自分になってい きます。


今日も良い一日でありますように。

 

PROFILE

             @Fabrice Dudenhofer

二木あい Ai Futaki / 水族表現家

ギネス世界新記録「洞窟で一番長い距離を一息で泳ぐ」2種目樹立。九州きりしま えびの特別環境大使。mymizuアンバサダー。
海中世界と陸上世界の架け橋としてバラエティー豊かに海や生物との一体感、繋がりを体現している唯一無二のパイオニア。
私たちは自然の一部であり、地球に生きるものの一員である。彼女の表現は全てにおいて空気ボンベを背負わない、自分の肺一つで潜る素潜りで行っている。それはクジラやイルカ、海ガメなど海洋生物に一番近い形だからこそ、彼らの日常をありのままに、声なき声の代弁者として伝えることができると信じているから。
TEDxTokyoスピーカー、2012年情熱大陸「二木あい」 ワールドメディアフェスティバル金賞。

NHK特別番組「 プレシャスブルー」がシリーズ番組となっている。 近年ではアート活躍の一環として、ISSEY MIYAKEや世界的な写真家とのコラボレーションなど国の枠を超えて活躍。

写真家として2019年には個展「中今」をスペイン マドリードにて開催。

オフィシャルサイト:Ai Futaki

インスタグラム:@aifutaki

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