【『あなたは絶対!運がいい』の著者にききました】どうしたら運を引き寄せることができますか?

Way of living Women's life Womens life Lifestyle Special Interview
2021.01.14

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 「引き寄せの法則」は私にも起こる?

Text / Hiromi Tani  Photo / Michika Mochizuki

 

〔本インタビューは2020年12月にリモートで行われたものです〕

 

Spring Step : 2021年最初の対談に帆帆子さんが登場してくださって嬉しいです!  ベストセラーの『あなたは絶対!運がいい』を始め、人生を生きやすくするための本をたくさん発表されていらっしゃるのは読者の皆さんもご存知だと思います。最新刊『朝のひらめき、夜のひらめき〜24時間瞑想的な生活〜』も、ポジティブな示唆に満ちていましたね!

 

浅見 帆帆子(あさみ ほほこ)さん(以下、帆帆子さん) :  ありがとうございます。皆さんの夢や望みが叶うヒントになるようなお話ができればいいなと思います。

 

Spring Step : 私も含めて読者の皆さんがきっと知りたいのは、「引き寄せの法則」についてです。運を引き寄せるというのは、どういう仕組みなんですか?

 

帆帆子さん : よく勘違いされるのですが、「願っていることがやってくる」ということではないんです。自分が心の中で意識を向けていることや強く思っていること、長い間考えていること、そうしたことを自分の生活に引き寄せるという法則なんですね。

 

Spring Step : 具体的にいうと?

 

帆帆子さん : 夢や望みがあって“こうなりたい”“これを叶えたい”と思い描いたことを1日のうちの1時間、一生懸命に考えたとします。でも残りの23時間で“そのために自分はこんなことが必要だし、これを身につける必要がある”と足りないことを探したり、“そんなに簡単に実現するわけがない”とネガティブな状況を想像し始めたりすれば、そちらの事柄を引き寄せることになるんです。つまり、願っていることが引き寄せられるのではなく、「意識を向けていること」が引き寄せられるわけですね。

 

Spring Step : なるほど。“願いが叶わないから、私には引き寄せの法則が働いていない”と言う方もいますが、そうではないんですね。

 

帆帆子さん : 呼吸しない人はいないのと同様に、この理論が働かない方はいません。自分は毎日、こうなりたい、こうしたいと考えているつもりでも、実は不安なことや心配だと思うことにフォーカスしていると、そちら側が現実になります。つまり、その人が思ってる通りの人生を生きていることになる、という法則なんです。

 

Spring Step : 確かに、自分がこうしたい、こうありたいと考えたときに、必要なことや足りない点を書き出したり、洗い出したりという作業をする人は多いと思います。

 

帆帆子さん : そこを埋めるために成長しなければならないと思考するプロセスですね。けれどそのギャップがあればあるほど、自分の夢や望みとは真逆のことに意識を向けていることになるでしょう? 理想にはまだまだ遠いと暗い気持ちになってしまうかもしれない。多くの人は、夢を思い描くために、実はその姿と真逆のことを想像するのに忙しいわけです。

 

Spring Step : 意識の方向が重要なんですね。

 

帆帆子さん : そうなんです。夢や望みを思ってワクワクしても、ほとんどの時間は、その夢自体の不安や先行きの見えない未来への不安、眼前にある問題に対しての不安など、憂鬱なことや処理しなきゃいけないことに意識が向いていることがほとんどです。引き寄せの法則とは、24時間どんなことに意識を向けているかを見つめるところから始まるんです。

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ウキウキ、ワクワクをキープする

 

Spring Step : では、夢を引き寄せたいと思ったら、どのようにすればよいですか?

 

帆帆子さん : まず、自分の夢や望みをしっかりと心の中で思い描いて、それが実現したらどういう気持ちになるかを想像してみてください。状況ではなくて、そのときの気持ちをイメージするんですね。夢が叶ってワクワクしているかもしれないし、嬉しさのあまり鳥肌が立ったり、思わず涙がこぼれるかもしれない。そんな大きな感情の動きを確かめてほしいんです。幸せを感じたときの波動、つまり幸せのエネルギーが大きく振れるときに、引き寄せが強まるからです。

 

Spring Step : ハッピーな心の状態を想像してみればいいんですね。

 

帆帆子さん : そう。そして日常生活を夢や望みと同じ波動で生活するんです。ウキウキ、ワクワクする気持ちを常にもてるような思考をもって行動する。好きなことや気の乗ることから始めたり、あらゆることをポジティブに考えたりと、小さなことでいいから常に心躍るような状態をキープすることが大事です。

 

Spring Step : 従来の夢や望みを叶えるルールだと、まず目標を設定したらそれに向かってひたすら行動するというやり方でしたよね。

 

帆帆子さん : 動いてワクワクするならやってもいい。けれど、そうはいっても不安……とビクビクしたり、必死になってしまうようなら逆効果です。必死な状態というのは焦りや不安の表れで、そんな心境でいくら行動しても、夢や望みとは真逆の波動を招きます。まず心を整えて、夢や望みの波動と同じ心の状態で過ごせば、焦って行動しなくても、自然と引き寄せるんです。夢や望みを叶えたいなら、不安や心配なことから意識を外して、それを考えなくてすむ自分になってほしい。

 

Spring Step : 未曾有のパンデミックで社会が依然として混乱している中、不安を抱え、心配ごとから逃れられない人もたくさんいます。そんな人はどうしたら?

 

帆帆子さん : 不安や悩みがある人が180度考え方を変えて、プラス思考にもっていくのは難しいかもしれません。そんなときは、角度を10度ずつ変えるように少しずつ思考を動かしてみるといいと思います。

 

例えば、「新型コロナウイルスに感染して死んでしまうかもしれない」という恐怖に襲われたとき「私は大丈夫!」と思えずに不安だったとします。そのときに、

→「感染した人すべてが重症化するわけでなく、高齢者や疾患のある人の方がその可能性が高い」と考えて直してみる。次に

→「感染しても、素晴らしい病院や医師に出会って、すぐに回復できるかもしれない」と少し角度を変えて考えてみる。次に

→「感染した人のほとんどが軽症で自覚症状もなく、気づかないうちに治っている人も多い」次に

→「日本全体の人口を考えるとコロナに感染する人はごくわずかで、死亡者数でいうと交通事故やインフルエンザのほうが多い」次に

→「ということはコロナだけを恐れる必要なく、コロナに遭ったとしてもきっと今の生活は脅かされない」次は

→「日本全体の人口を考えるとコロナに感染する人はごくわずかで、死亡者数でいうと交通事故やインフルエンザのほうが多い」そして

→「できる限りの感染防止対策はしているし、不要不急の外出も控えている。これ以上自分にできることはなく、このことに不安を感じている時間を、もっと自分の人生が明るく楽しくなるようなことに費やした方がいい!」

といった具合に少しずつ考えを傾けていくんです。ここで大事なのは考え方の角度を変えていった結果、最後には気持ちが明るくなっているということ。自分の心の動きを理解した上で、どう考えたら自分の気持ちが楽になるか、ほっとするか。ポイントはここです。これを、自分の夢にも不安なことにもすべてに使って、気持ちを常に楽しくほっととする状態にしておくこと。すると、その安心した波動と同じ「嬉しいこと」が起こるようになる、それがいわゆる「引き寄せの法則」なんです。

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進むとき、立ち止まるとき

(浅見帆帆子さんご自身がデザインを手掛けるブランド「AMIRI」のジュエリーを身につけて)

 

Spring Step : 夢や望みに向かってまず動いてみるという行動派のタイプの方もいます。

 

帆帆子さん : がむしゃらにやってみることが向いている人もいると思います。やりたいことに対して、もう衝動にかられワクワクするようなときは動いてみるといい。トライして失敗することもあります。そこであきらめずに次へいってみようとワクワクして進んでいるときは、その波動に応じたものがやがて訪れます。けれど、やっぱりだめだったと落ち込んだり、もう無理だと悲しくなってモヤモヤした気持ちに襲われたとき、それでも進み始めるとそのモヤモヤに応じたものを引き寄せるので、結局進みが遅くなるんですよね。

 

Spring Step : その時点で進むのをやめたほうがいいんですね。

 

帆帆子さん : はい。モヤモヤを感じ始めたら、一度立ち止まったほうがいい。夢や望みを思いついたときと同じワクワクした気持ちが盛り上がってくるまで、心を満たすことに集中するんです。好きなことに没頭したり、まだその夢にワクワクしているか見つめ直したり、パワーをくれるような友達と会ったり、どんな小さなことでもいい。自分のエネルギーが満タンになって気持ちが盛り上がって来るまで待つことです。動いて効果的なのは「気持ちがワクワクしているとき」だけです。

 

Spring Step : 考え方や行動の基準を「楽になる、ほっとする」ということにおくといいのでしょうか。

 

帆帆子さん : 自分の正直な気持ち、つまり本音を指針にするといいと思います。例えば、仲間との集まりがあるんだけどどうも気分が乗らない。これは、本音では行きたくないわけです。けれどそこで、行かないと仲間はずれにされるかもしれない、情報に乗り遅れるかもしれない、無理して行けば得るものもあるかもしれない、と頭でいろいろ考えて結局出かけたとしたら、これは本音とかけ離れた選択。でもこの場合、この方がいちばんほっとするのは行かないことです。選択のすべてを本音の通りにやると、すべてがうまく回るようになります。本音とは、言葉を変えると「直感」なので。

 

Spring Step : 特に女性は、選択の基準が自分ではなく、家族や人間関係だったりしますよね。

 

帆帆子さん : そうですね。私もCHICOさんも同じくらいの歳の子供を育てていて、家族や子供の存在が喜びでもあります。でも自分の気持ちにフタをして周囲や家族の都合だけを優先して物ごとを考えるようになり、周囲の幸せは自分の犠牲の上に成り立っているという思考に陥ると、すべてが狂い始めます。「自分を犠牲にしないと皆が幸せにならない」というエネルギーになるので、次も同じような構図で物ごとが起こるようになります。自分の幸せが犠牲にされるという……。

 

Spring Step : なるほど、自分を犠牲にしないで同じことをやっている人もいると思いますが、そこは似て非なるものですね。

 

帆帆子さん : そうなんです。それをやって純粋な幸福感を得られるなら何の問題もなく、そういう生き方の人におかしなことは起こりません。要は行動の内容でなく、自分の心のありよう。やりたいかやりかくないか、いかにハッピーな状態で穏やかにそれをやっているかなんですね。 

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やりたいことからやってみる

 

Spring Step : 引き寄せを実践するために、初めの一歩として、まず何をしたらよいでしょうか? 

 

帆帆子さん : 一日のTo Doリストの一番上に、好きなこと、今一番やりたいことをもってくることだと思います。もちろん、今日絶対にやらなくてはならないこと、例えば行政関連とか生活必需のことをまず済ませてから、という前提ですけれど。

 

Spring Step : スケジュールを立てるのではなく、やるべきことだけを挙げて、やりたいことからフレキシブルにやっていくということですか? 好きなことだけに没頭してしまいそうですが……。

 

帆帆子さん : そう思いきや、実は好きなことをやるとテンションが上がって気持ちも満たされるので、すぐ仕事(=本来するべきこと)に戻れるんです。私自身、子供が生まれてから仕事と育児と家事で忙しいのですが、外に出ない日は1日のスケジュールを立てないようになりました。子供が遊んでほしいと言ったらまずそうして、それから執筆に戻る。以前は、最初にやろうと決めていたことが子供が原因で実行できないと、“ああ今日一日失敗した”と凹んでいたんですが、今は「一番気が乗ることからやる」に忠実にしているんです。そうすると、気持ちを高い次元でキープできる。

 

Spring Step : 曜日や時間でなく、気持ちでやることを決めるということですね。

 

帆帆子さん : 抱えている物ごとの中から、いつも一番気が乗ることから始める。すると、気持ちが上がっているので、例えば他の人から見て自己研鑽や努力と感じるようなことを自然とできているような気がします。私の中では「努力している」という感覚はないんですけど。そしてそれに対して下がってきたら、今はタイミングではないと判断していちど離れる。それが私流のオン&オフですね。

 

Spring Step : そうしてマインドセットと心地いい時間をつくることにコミットすればするほど、どんどん引き寄せることができるわけですね。

 

帆帆子さん : 気持ちで動くということは、自分を見つめ、自分の心の動きを見ることにほかなりません。そこで分析をしてみていただきたいんです。夢や望みの話をしてきましたが、実は自分が何をしたいのかがわかっていない人も多い。作家になりたいという方がいて、なぜそう思うのか分析しながらよくよく話すと、経済的に不安があって、印税で豊かに暮らしたいということが望みだった。それであれば作家で成功を目指すのはすごく遠回りです。ひとりでいることに不安を感じて結婚したいと言った女性の話を聞くと、生涯のパートナーを見つけて結婚することが希望なのではなく、安定した生活を送ることが願いだった。そこで結婚したとしてもその不安はついてまわります。なぜそう思うのか、なぜそのような感情をもつのか、ひとつひとつ分析すると自分が見えてきます。そこで感じていることこそ、答えだと思います。

 

Spring Step : 自分のことを知ることはとても難しいけれど、重要なことですね。

 

帆帆子さん : 皆さん、答えをつい外に求めてしまうんですけど、その回答は、実は自分の中にあるんですよね。

 

PROFILE

浅見 帆帆子さん Hohoko Asami /作家・エッセイスト

東京生まれ。青山学院大学国際政経学部卒業後ロンドンに留学、インテリアデザインを学ぶ。帰国後執筆活動に入り、代表作『あなたは絶対!運がいい』(廣済堂出版)はじめ、著書は50冊以上、累計500万部以上のベストセラーとなり海外でも広く翻訳出版されている。近著は『朝のひらめき、夜のひらめき〜24時間瞑想的な生活〜』(三笠書房)。2018年「引き寄せを体験する学校」の運営開始。2019年には著作内のイラストで親しまれてきた「ダイジョーブタ」がキャラクター化、ツイッター他で人気を集めている。公式ファンクラブ「ホホトモ」を通して読者との交流も積極的に行う。1児の母。

公式HP http://www.hohoko-style.com

アメーバ公式ブログ https://ameblo.jp/hohoko-asami/

音声配信「note」https://note.com/hohokoasami

 

 

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