【セルフケアの達人に聞きました】セルフラブとはなんですか?

Way of living Women's life Beauty Lifestyle Special Interview
2021.02.25

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セルフラブとは、自分で自分を愛すること

TEXT by Madoka Natsume / Photo by Natsu Rose 

Spring Step : 宮古島と葉山のデュアルライフをされているそうですが、その生活パターンもクリエイティビティにつながっていますか?

 

Natsu Roseさん : もちろんです! 今は宮古島に住んでいますが、この大自然の中にいるだけで、日々幸せを実感できますね。自然の中に身を置くことで、すべての感覚が研ぎ澄まされているように感じます。時代が変化して、都会がすべてではないと感じている方が多くいると聞きます。この流れはもう戻ることはないでしょうね。

 

Spring Step : すばらしい生き方、暮らし方ですね。

 

Natsu Rose さん: 都会にいると、どうしても頑張ってしまうというか、社会で認められたい!という気持ちになりがちです。こうして自然と共存していると、どんどん解放されていく自分に気づきます。新しい、豊かな可能性があると。私は、自然の中に身をゆだねて、ひとりひとり、“個”を見つめてほしいと思います。

 

Spring Step : 時代が変わっているのに、自分は変わらない(変われない)と思うより、“自分は変わる”と思ったほうがいいかも知れません。新しい時代の流れに逆らわず、しなやかに生きたいと思います。とはいえ、なかなかそうできない方もいると思うですが、そんな時こそ、Natsu Roseさんの”セルフラブ“が生きてくるのではないでしょうか?

 

Natsu Roseさん : 愛されているというのは、例えば、パートナーや親など他者から受け入れられるという状態です。しかし、セルフラブというのは、自分で自分を愛するという、自己完結です。つまり、自分と自分との関係を見つめて、愛するということ。自分で自分の敏腕マネージャーになるわけです。自分が幸せなるために、やりたいこと、好きなことを、愛していることをとことんサポートしてあげる。自分の気持ちをきちんと理解して、それを行動に移すことで、幸せになれる。それがセルフラブの考え方ですね。

 

Spring Step : それって、究極の自己肯定ですね!

 

Natsu Roseさん : 他者ではなく、自分と向き合うことでしか生まれません。自分の本当の声を聞くことって、例えば、ネガティブな感情にも受け入れることが大切です。臭いものにフタをしてしまったら、そこで立ち止まってしまいますから。どんなことでも自分を受け入れて、愛することで、新しい発見や考え方が芽生えて、幸せのループが広がっていきます。

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うつ病を経験した結果、やりたいことだけに専念

 

Spring Step : セルフラブってすばらしい考え方だなって思うんですが、そもそもどうやってそのことに気づいたんでしょうか?

 

Natsu Roseさん : じつは、26歳の時、ひどいうつ病にかかったんです。当時、ロンドンの大学に留学していました。日本の大学を卒業して、ロンドンの有名な大学へ留学した私は、とにかく成功したい、両親にも喜んでもらいたいという気持ちが強くて、かなり無理をしていました。そして、気づいたらうつ病にかかっていたんですよね。「どうして、留学までしたのにこうなっちゃったんだろう、もう死にたい」って。本当にどん底で沼のような状態でした。その状態をみた友人が心配して、カウンセラーを紹介してもらって受診したところ、ひどいうつ病だということが判明しました。

 

Spring Step : それは、つらい経験でしたね。

 

Natsu Roseさん : カウンセラーに、「やるべきだと思うことは一切やっちゃダメです。やりたいと思うことだけをやってみてください」と言われた時は、目からウロコでしたね。“やりたいことだけをやるってどういうこと⁈”って。とにかく、うつ病を克服したいし、元気になりたかったので、あと1年でロンドンの大学も卒業できたのですが、帰国しました。それから、この瞬間にやりたいことだけ、ときめくことをだけにフォーカスしました。そうしたら、どんどんハッピースパイラルに! 自分の本心と真っ直ぐ向き合い、正直に、ピュアになることで、幸せになれるということを実感しました。そして、この感覚を、世の中に広めていきたいと思うようになって、セルフラブを発信しています。

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自分の本心と会話することでセルフラブを育む

 

Spring Step : では、具体的にセルフラブってどうすればいいんですか?

 

Natsu Roseさん : 自分の本当の心の声と会話をするんです。頭で考えていることと心で思っていることって、多々違いますよね。その違いをひとつずつクリアにしていく作業がセルフラブ。それは、どこでもどんな時でもできます。私は、掃除しているとき、髪をドライヤーで乾かしている時もセルフラブをしますよ。声にだして、自分と会話をしていくうちに、本当に自分やりたいこと、逆にやりたくなかったことが明確になります。そうやって、ひとつずつ気持ちを整理していくと、気持ちがうんとラクになります。

 

Spring Step : “自分と会話をする”って、具体的に自分の何を聞くことでしょうか?

 

Natsu Roseさん : 例えば、乗り気ではない会食の予定があったとします。そんな時って、頭では行かないとマズい、でも、心では行きたくない…。頭で考えていることと、心で思っていることをクリアにするために、声に出して問いかけるんです。「どうして行きたくないの?」と問いかけ、「会食のメンバーの中に苦手な人がいるから」と答える。「どうして、その人が苦手なの?」、「じつはね・・・、」という具合です。自分自身と会話のキャッチボールをすることで、原因がわかるし、本当にやりたいことが見えてくるんです。それは、つまり自分自身思いやるということ。

 

Spring Step : そういう状況、すごくわかります。判断ができずに悩んでいたり、気持ちが落ち着かなくて、ざわざわしている時ってありますよね。

 

Natsu Roseさん : そうそう! そのざわざわしている時なんて、ものすごく自分が自分に発しているサインですよ。そのざわざわしている理由を、自分に問いかけてほしい。そして、自分を認めてあげることがとても大切。

 

Spring Step : まさに、セルフラブですね!

 

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偉大な自然の中で、イベントを開きたい

 

Spring Step : これから、やってみたいこと、発信したいことを教えてください。

 

Natsu Roseさん : さらに、好きなことをして生きるということを突き詰めていきたいと思っています。宮古島という自然豊かな土地で暮らしていると、改めて人間のパワー、可能性を感じています。真の自己価値というか、自分とさらに向き合いたいですね。

 

Spring Step : 確かに自然の中に身を置くと強くなりますよね。それと同時に、自然は恐れもあって、自分ではどうすることもできないこともあると感じさせられます。

 

Natsu Roseさん : そういうすべての面において自然は、偉大です。ただ、私は自然に恐れるとはなく、逆に自然の中にいると、人間もまた偉大だということに気づかされます。

 

Spring Step : 社会の中で生きる自分ではなく、“個”でいられるということですね。それは、自己完結であって、エゴではないと思います。

 

Natsu Roseさん : 自然の中にいると、無駄なものが抜けてリラックスし、本当の自分が安心して出てくる、自分の満たされた感覚で、ありのままを受け入れることができる。自分の状態や状況をキャッチして、ひとつひとつの行動ができます。今後は、セルフラブをテーマに体感できるような、自然の中でのイベントなど計画したいです。

 

Spring Step : たくさんのお話を伺えて、とても楽しい時間でした。Natsu Roseさんが考えるセルフラブがひとりでも多くの人に伝わるといいですね!

 

PROFILE

Natsu Rose / CREATIVE DIRECTOR・ARTIST・ TRAVELE

自分らしく、しなやかなライフスタイルを発信する世界観がSNSで人気を集め、有名モデルやタレントにも多くのファンをもつデザイナー。地球と調和し心地よさと愛を追求するブランド「Sea of Rose」を運営。オンラインマガジン「note」では、自身のパーソナルな部分を文章で真摯につづっている。Instagram : @lovebynatsu

 

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