【四季のきれいづくり】冬の温めレシピお好み一人自在鍋
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2022.01.20
薬膳料理研究家 オオニシ恭子

大寒のこの時期、とにかく体を温めたいですね。
こんな時は鍋物が良いでしょう。
鍋からの蒸気がお顔に当たり、美容効果もあり一石二鳥です。
食材は手に入る、体に良い季節のものなんでもお好みで入れます。
体の芯からあったまり、 防寒体制で締まった体を緩めてほっこりします。
たんぱく源、 消化材などいろいろ手間をかけずいただくことができるので便利で す。
お芋などのかたいものは薄く切るか、 先に少々火入れしておく必要があります。
青い葉野菜も忘れないで春に備えましょう。
*一人鍋で思い思いに素材を楽しむのも良いですし、 大鍋で大勢でシェアするのも良いでしょう。
【材料1人分】お好みで素材も分量も自由です。
豆腐 1/2丁 ※高野豆腐、厚揚げなども可
こんにゃく 1/3丁
くずきり 5g 下茹でする
干し湯葉 6g〜 水に浸してやわらかく戻す
大根 30g〜 横幅のあるピーラーで薄くスライスする
きのこ類(舞茸、しめじなど) 15g
白菜 1枚〜
水菜 20g
銀杏 1個~ 少し火で炒って殻を取る
百合根 5~6かけ
人参 5g〜
金柑 1個〜
ゆず 少々
昆布出汁 1カップ〜
そのほか小松菜、春菊、キャベツ、南瓜、油揚げ、焼き豆腐、 グルテン、ワカメ、麩、うどん、そばなどお好みで。
タレは割り醤油、リンゴ酢などで。
薬味に生姜、山わさび、大根おろし、ねぎ、マスタード、 ゆずの絞り汁、レモンなどを添えて。
【食べ方】
固形燃料を入れた五徳か卓上ガスに小鍋をセットし、 全ての材料を入れて、ゆず皮1〜2片を入れて火にかける。
具材は逐次入れて温めながら、薬味、 醤油または酢などで召し上がってください。
残ったおつゆにご飯やうどん、 餅などを加えていただくのも良いでしょう。
オオニシ恭子さんの過去記事
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PROFILE
KYOKO ONISHI オオニシ恭子 / 薬膳料理研究家
20代後半、新時代を担う新進インテリアデザイナーとして嘱望されるが、1970年のオイルショックの頃あらためて資源について考えさせられるとともに、自身のひどい手荒れをきっかけに食養法に出会う。
桜沢リマ氏に師事。食は環境を摂取することであり、環境に適応して生きていくことが基本であることを認識。1981年渡欧。以来32年、東洋的食養法を基本としながらも欧州における素材と環境を取り入れた食養法を研究。個々の生活と体質を見ながら、その環境に適応する食事法「ヨーロッパ薬膳」を指導。ベルギー、オランダ、フランスで定期の料理講習を行うほか、活発に講演会、食のアドバイス、女性の健康セミナーなどを行う。2004年パリでNPO団体「J.O.Y.plus Paris」を立ち上げ、更なる食育活動に努める。2011年の東日本大震災を機に、2013年1月より奈良・初瀬の地に移住し「やまと薬膳」の活動を開始する。
主な著書 : Les algues au naturel ( Edition alternative)、 ヨーロッパ薬膳 すてきな自然の贈り物(神戸新聞総合出版センター)、滋養ポタージュで始める ヨーロッパ薬膳(講談社)、簡単! 生命のスープ ~1週間でからだの中から整える~(ビジネス社)、砂糖をやめて元気で医者いらず(主婦の友社)